久々のヴィーナス盤2枚検証+1♬

国内で最も着実にアナログ盤を製作しているVenus社だが、音造りに違和感を
覚える様になったのは1990年代末期からかなぁ・・丁度日本人好みだがかなり
マイナーだったエディ・ヒギンズをやたら売り出し始めた頃からか

多分この盤くらいからだったと記憶してるが聴き直してないので怪しい^^;;
エディ・ヒギンズ・トリオ、エディ・ヒギンズ、レイ・ドラモンド、 ベン・ライリー (1998)
エディ・ヒギンズ・トリオ、エディ・ヒギンズ、レイ・ドラモンド、 ベン・ライリー (1998)

元々ヴィーナスの音造りは嘗てのブルーノートのノリをより現代的/オーディオ的に
発展させた(様な気がしてた^^;;)んだけど、この頃から低域が異常に張り出す様
になって、低域が精々50㎐位で切れてる装置ならイイかも知れないが、もっと帯域
の広いシステムだと低音過剰で全体のバランスまでオカシクしてしまう

で、このあと何枚か買った後、すっぱりヴィーナス盤は買わなくなって久しい^^;;

最近のニッキ・パロット(vo)同様、一発当たると金太郎飴の如き作品を連発する
ので、”いぶし銀”だったエディ・ヒギンズが最後はなんだか”ブリキ色”見たいな
感じになっちゃった気がして少し悲しかったなァ

ま、商業的には売れるってことは正しいことだし、あまり声も掛からなかったで
あろう晩年にどんどんレコーディングの機会を与えられたヒギンズも助かったと
は思うけどネ・・・ウン

とは言え、コマーシャルベースでの目の付け処は相変わらず秀でてるから、タマに
余程気になるメンツの演奏だとチョット手を出してみるし、そうじゃなくても1、2年
に1枚位は録音チェック用(イヤ、此処のを買えないってのは結構辛いのよ💦)に
買ってみるんだが・・

で今回、アーティストで1枚と外せないのでもう1枚(TBMレコードとの比較用)

アーティストで買ったのはテテ・モンテリューのコレ♪
IMG_9806.jpg

裏面に制作録音その他の情報が載ってるがこれが非常に興味深いんだネ^^
IMG_9807.jpg
1992年のスペイン録音盤だけど、Produced by Tetsuo Haraとなってるので
判る通り、現ヴィーナス社主の制作盤! イヤ、これは褒めてあげたい快挙デス♡

ご承知のごとくテテの盤って結構入手困難なので、この再発した事は素晴らしい!
確かヴィーナスの設立って1992年じゃないかと思うので設立前だったか?

ここでは録音には基本口出ししてない(出来なかった)所為か嘗てのヴィーナス
の音でもなければ現在のヴィーナスの音でも無い、飽くまでこのスタジオメンバー
の音で、一言で云えばピアノは立ってるけどサイドは抑えめな録音^^

演奏、録音ともに他のテテの優秀盤(例:下記他)に比べると大きく落ちる気が
するけど、新盤でテテが聴けるのは嬉しい♪
tete1.jpg tete2.jpg


で、もう一枚のヴィーナス盤がコレ”山本剛”
IMG_9812.jpg

山本剛と云えばスリー・ブラインド・マイス(TBM)だから、ヴィーナスがどう
料理したかはやはり聴かずには居られない

両レーベルとも音への拘りは半端じゃないワケで、早速聴いてみる
IMG_9813.jpg
裏面にはやはりプロデュースのみならずミキシング、マスタリングにTesuo
Haraのクレジットが^^;;

所謂ハイパーマグナムサウンドの炸裂だが・・余程この音作りが好きらしいなぁ💦
相も変わらず低音ボンボン(ブリブリでは無い!)で、昔流行ったラウドネスを
掛けてる様な音😓

ヴィーナス命の方はTBMサウンドと聴き比べて見るのも悪くないかもデス
(同じ盤は無いんじゃないかな? あくまで山本剛という意味でネ^^)

イヤ、音なんて個々の好みだから、これがイイって方も当然居られると思うし、

それにどうこう言う積りは更々ないけど、アタシャまた当分買いませぬ(爆)
(90年代前半〜97年位の盤は好きで、良盤が在れば手を出してます^^)


で、口直しってワケじゃないけど(笑)こいつを聴いてみた♪ 曰くモンクの片腕
(いや、家のモンクとは関係アリマセンが)と呼ばれた男、チャーリー・ラウズ

JAZZ WORKSHOPのリマスター再発盤ですね。ラウズって名前は知ってるけど
あまり意識して聴いたことなかった^^;; でも悪くないんだァなこの初リーダー盤♡
(テナーサックス以外の楽器で確か一枚これ以前にリーダー作が在った様な?)
IMG_9808.jpg

まあ、サイドメンの方がむしろ有名どころって感じで、サポート陣だけでもGood♪
IMG_9810.jpg
Charlie Rouse(ts), Blue Mitchell(tp), Walter Bishop(p), Earl May(b), Art Taylor(ds)

オリジナル盤聴いてないから比較のしようは無いんだけど、変に弄ってる気配の
余りない音作りも聴きやすくて好印象♪

例によって演奏内容に関する評価や解説はその手のプロが居られるので、そちらを(爆)
(って、一応ググって見たんだけど、ありきたりの解説しか見当たりませんねぇ^^;;)



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テテは小生も大好きなピアニストです。パワフルで繊細でクールです。ヴィーナス盤の存在は初めて知りました。
ヴィーナスの録音についてはwooさんと全く同じ意見です。フォーカスも甘いし低域も持ち上げすぎ。演奏は悪くないものもありますが、ジャズの本質であるインプロビゼーションを聴かせる緊張感がありません。
デニー・ザイリントン トリオの「音楽がある限り」は有名ですが、ザイリントンの録音はこれが最初で最後だったはず。
消息筋によると、ザイリントンは「こんなの俺の音じゃない」と言って以後のレコーディングを断ったそうです。
メロディアスな演奏は聴きやすく録音の機会が多くない演奏家にスポットライトを当てた功績は大きいですが、その昔日本でジャズボーカルブームと称して聞くに堪えない女性ボーカルを流行らせた安直なマーケティングのようなものが見え隠れします。

>北の信者さん

いや、賛同者が居てくれて安心しました^^;; 

良い盤は出してるけどやや地味目な澤野工房と足して2で割って
2か3引けば丁度良くなる(笑)

いや、頑張ってるだけにもう少しコマーシャリズムな部分を抑えて
良い盤を出して欲しいと思う裏返しなんですが…

ザイトリンの盤は最近入手しましたが、あれ位ならボクは許せる(笑)
もともとヤヤ誇張気味の盤は盤でそれなりに嫌いじゃないんですが
2000年以降の盤には殆ど良いのが無いですねぇ^^;;

TBMの復刻版がCDでどんどん出てますが、アナログで復刻して
欲しいなぁ😅

同じ誇張でもTBM盤は脳内ドーパミンが溢れてくると言うか…ネ♡

CATALONIAN RHAPSODY アマゾンで試聴してみました。なかなか哀愁のメロディーでgoodですね!当方今回は円盤ではなくe-onkyoにハイレゾでありましたのでそちらをDLします。御紹介有り難うございます。(笑)

>山本山さん

テテですから悪くはないのですが、彼の他の盤を差し置いて
と言う程の出来ではない様に思います^^

テテはあれこれ持ってるけどと言う方には持っておいて悪くは
ない盤です♪

woo様
おっしゃる通り、Venusは途中から、どんどんひどくなったと思います。自分のコレクションを見直してみて気づいたのですが、ニューヨーク録音の場合、エンジニアがトロイ・ハルダーソンの頃はまだよかったのですが、キャサリン・ミラーになってからは、いいものがなくなってような気がします。レコーディングエンジニアだけの問題ではなく、マスタリングや、カッティングも変化していると思いますが、有力な見分け方だと思います。
ということで、私の場合、エディ・ヒギンスでは「Hounted Heart」までは、ぎりぎりセーフですが、それ以降はほとんど×です。また、エディ・ヒギンスで最も好きなのは、別レーベル原盤の再版物の「Portrait in Black and White」です。Venus全体では、バルネ・ウィランの「New York Romance」が私のベストです。ちなみにエンジニアは、録音・マスタリングともルディ・ヴァン・ゲルダーであり、Venus関係者の影響が少ないものほど良いということでしょうか?

>千葉支店長殿

う〜ん、やっぱりそう感じられますか? しかしあれだけ頻繁に
アナログ盤を出してるって事は毎回それなりに売れてるワケで、
ヴィーナス信者は結構な数居るという事ですねぇ^^;;

とりわけアナログに関しては、いま時アナログやってる方々がCD
なりネットワーク中心の方々より音にシビアで無いとも思われない
けどなぁ・・・

全てかどうかは判りませんが、ヴィーナスの場合、各演奏者を別々
のブースに入れて個々の音を録るブース録音にしてから現在の様な
音になったと思います。 

この方法では確かに各楽器の音の再現性は高まりますが、演奏者間の
意思疎通がし難くなる➖所謂掛け合いの機会が減じて演奏の即興性
が損なわれる➖んじゃないかと思ってます😓

各演奏者同士の目配せや小さなサインなどが、素晴らしいインプロビ
ゼーションを生み出す重要な要素であることは明らかですから^^

従って、音の問題だけで無く演奏そのものも詰まらないのが多いん
じゃないかなぁ^^;;

アッ、woo"さん”でお願いします😅
プロフィール

woo1124

Author:woo1124
Jazzとオーディオたまに酒♪
海外ミステリーと薪ストーブの日々・・

そして愛犬Monk波瀾万丈の記録^^

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